大人になるということ
大人と子供の境目はどこか、という疑問はいつになっても解決しない。
いろんなひとがいろんな結論をだしているなかで、わたしは割とどれに対しても頷いている。
ここ最近、「ひとのいやな部分」がやけに目につく。何年か前は無条件に尊敬していたひとにでさえも。
とっても心が痛む。いままで好きだったように、これからも好きでいたいのに。
自分の心がせまくなってしまったのだろうか。
でも、それと同時に「完璧だと思ってたひとにも欠点があるのか」と思って、その欠点ごと愛おしく思うことも増えた。
そう思うことによって、前よりもその人のことを好きになれた気がした。
むやみやたらに周りを尊敬してしまうこと、その逆も然りでむやみやたらに周りを嫌ってしまうこと。
たったひとつの欠点でそのひとを遠ざけてしまうこと。
気がつけばやらなくなったなあ、と感じた。
少しは大人に近づけただろうか。